新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。


旧年中のご厚情に心より御礼申し上げます。
2014年も音楽を通して、豊かな御時間を
皆様にお届けできることを願っています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


Alex

イタリア クリスマスのお菓子

日本で迎えたクリスマスだったけれど、
母がイタリアからイタリアのクリスマスの
お菓子を送ってくれた。

日本ではイタリア料理やお菓子が
とてもポピュラーだけど、
クリスマスのお菓子はあまり知られていない。
イタリアでもクリスマスの時期にしか売っていないから、
イタリアで旅行をしても
春、夏だったら見かけないからかもしれない。


上のものは、パネットーネという
イタリアのクリスマスケーキ。
イタリアでは色々なメーカーが大量にクリスマス時期に販売する。
クリスマスに食べるというよりは、クリスマス前後に何回も食べる。
左は、友人のMatteo家族から頂いたプレゼント。
右はイタリア人のシスターから教会で会ったときに頂いたもの。
日本でもいくつかのメーカーのものが売っているので、
僕のコンサートでも冬にお客様に食べて頂くことがある。



リチャレッリ。
アーモンドの柔らかいペーストでできている。
上品で、優しいお菓子。
日本の人に特に好まれそうなお菓子がこのリチャレッリ。


トッローネ。
長くて固い、卵の白身をベースに作った伝統のお菓子。
中にはナッツや蜂蜜が入っている。
すごく固いものが定番だけど、
お年寄りのために柔らかいバージョンも販売されている。


パンフォルテ。
これも歴史が長い伝統的なクリスマス菓子。
ナッツやフルーツが入っていて、このお菓子がもとになって
生まれた地域のお菓子が
イタリアには他にもたくさんある。
日本人には受け入れてもらえるかな?
トッローネとパンフォルテは素朴なお菓子。
日本では見かけたことがないけれど、
イタリア人にとっては定番中の定番。

イタリア料理が好きな人は一度食べてみてください!



定光寺

今月は多くの外国人を含むたくさんの友人と、
愛知県瀬戸市でハイキングをした。

定光寺というとても良いところだった。
紅葉の季節で、
木々も赤く、本当にきれいだった。

愛知県に、しかも名古屋の近くにこんな場所があったなんてびっくりした。
今度母が日本に来たら連れてきたい場所。


ハイキングで登った場所からのながめ。
遠くに名古屋が見える。
とても良い景色!




友人達とお昼ご飯を食べる。
外国人もお弁当を持ってきた。


景色のいい場所は紅葉狩りに
たくさんの人達が来ている。


公園もきれいだった。
この時期はどこを見てもきれいだね!

東北へ。福島県と山形県に。

久し振りに東北に行った。
連日、世界でもニュースになっている福島県。
サービスエリアで車をとめたとき、福島県の小学生と会話をした。
修学旅行で移動中らしく、たくさん子ども達がいた。
とても元気で良い子達だった。
未来を感じる。


東北地方はお米の収穫時期だった。
いつも「切る」と「刈る」を間違える僕。
(英語のcutという単語を思い出し、切ったのことを「刈った」と言ってしまう)


実りの季節。美しい東北地方。
食べ物もおいしい。


富士山!

富士山に行った!
世界遺産になって、これからの景色が変わってしまうのではないかとも思ったけれど、今はまだ、以前訪れたときとあまり変わっていなかった。

ラッキーなことに、雲もかかっていなくて、
とてもきれいに見えた。
まわりを車で半周して、湖や滝をまわった。

秋の花と、秋らしい富士山。


すすきといっしょに。さらに秋らしい富士山。


雪がないのもまた良い富士山。

秋芳洞 秋吉台カルスト

この夏はじめて訪れた山口県。
実は僕は、前からずっと山口県に行きたいと思っていて、
それは山口県の美しい海を訪れたいという理由だったのだけれど
今回山口県に行ってみて
海に着く以前に素晴らしい場所がたくさんあり、
びっくりしてしまった。

秋芳洞(あきよしどう)は、日本最大規模の
鍾乳洞で、その上には秋吉台、カルストが広がる。
カルストの中を通る道を通ると、どこまでも
ミステリアスなカルストが続いて素晴らしい。
とても神秘的だった。
それに、ここでは、他のどこにもないような
独特の自然の甘い良い香りがした。




秋芳洞の入り口。入り口は他にもあるけれど、
こちらは「洞窟に入るぞ!」というかわいらしい入り口。


洞窟の中はとにかく広い。
僕は入り口から、一番最後まで(そこにも別の入り口がある)
ゆっくり時間をかけて歩いた。
自然のつくり出した芸術は素晴らしかった。
中は長い道のりだけれど様々な形で、びっくりし通しだった。

そしてもとの入り口の近くに車を駐車していたので、
往復して戻ると夕方6時を過ぎていた!
洞窟の中は暗いので、外にいるときのような時間の感覚がない。
洞窟の中は暗くて、なかなか良い写真が撮れなかったけれど
それでも何枚か撮ってみた。






外に出たら夕方でもとても明るかった!
下の写真は、秋芳洞の入り口に続く、
お店の並ぶ道。
途中、こんな不思議なトリックアートのような分かれ道が・・・。





8月。秋の準備だね。






夏期休業のご案内


夏期休業のご案内
夏期休業期間 2013年7月22日(月)~8月8日(木)

夏期休業期間中、コンサート等についての
お問い合わせは携帯電話で承っております。 お問い合わせ


今年の夏はまた、四国に行くけれど、
今回は、はじめて四国から九州に船で行く。
九州に行くのは、はじめてで、
とてもドキドキ、楽しみにしている!

さらに、四国、九州だけではなく、中国地方にも、行く予定。
9月には東北地方にも車で行くので、
今年は、日本の大部分をまわることになっている。
これが、飛行機ではなくて、すべて自分で車を運転して行くので、
色んな土地や人々との出会いがあって、楽しみがいっぱいつまっている。

皆さんも素敵な夏休みを!


Alex

スオーラ ヴィットリーナ

今月、宗次ホールで行われたコンサートの後、
イタリア人のシスター、スオーラ(シスター)ヴィットリーナと。




なんと彼女は、もう日本で51年もつとめているとのこと。
コンサートの後ホワイエに残り、「マンマ(イタリア語で「お母さん」)」を
、心をこめて歌ってくれて、僕は感動した。

イタリアの名曲がぎっしりつまったコンサートを
楽しんでもらえてとても嬉しかった。

日本でイタリアの名曲を演奏することは、
日本人の皆さんに、喜んでいただきたいからだったけど、
こうして、人生のほとんどをイタリアから離れて生きているイタリア人にも
喜んでもらえるとは・・・考えもしていなかった。

コンサートをより良いものにしたいと思うきっかけとなった。





5月 三多気の桜とその近く

5月は温かく、天気の良い日が多かったから
色々なところに行けた。
久し振りに長野県にも足をのばすことができた。
とても綺麗だった。
エメラルドグリーンの川や、大きな山々。


5月前半に行った、
三重県と奈良県の県境にある
三多気の桜も良かった。

桜はもう咲いていなかったけれど、
だんだんになっている田んぼに水があって、
かえるがないていて、
とても豊かで美しい風景だった。
後ろには山が見えて、いいところだ。

その近くの曽爾(そに)には高原や渓谷、素晴らしい場所がたくさんあった。
鹿の料理もはじめて食べた。
僕はそれぞれの土地の料理にとても興味がある。
日本も土地によって色々な料理があるからとてもいい。
曽爾という場所の名前はイタリア語のようだ。
Soni、似ていることばでは
Sogni 、「夢」という意味のことばと
Suoni、「(あなたが)演奏する」という意味のことばがある。
どっちもいいことばだ。

松阪はイタリアによく似ていた

日本中、色々なところで
「あ、ここはイタリアに似ているな」
と思う場所があるけれど、
今月訪れた松坂は、
「イタリアに似ている」だけでなく、
もっと細かく
「トスカーナ州にある街に似ている」
と感じるところだった。

松阪城の城壁は素晴らしかった。
城壁の続く、細くて曲がった道が
イタリアみたいだった。

でも桜が満開の季節だったので
桜はもちろん、とても日本らしかった。
松阪の人々はとても親切で、
道を聞いた人全員が、ものすごく丁寧に
教えてくれた。






松阪の街も美しかったけれど
松阪の街から見える山々も本当に美しかった。

伊坂ダム

週末、三重県を訪れ
本当は伊勢の方に向かっていたのだけれど
すごい渋滞で、諦めることにした。

四日市の手前で高速道路を降りて
近くにいい場所がありますか?と聞くと
皆さん、そろって「伊坂ダム」を教えてくれた。

伊坂の伊はイタリアの伊。

聞いたことがないけれど、どんなところだろう?
と行ってみると
そこは本当に素敵な場所だった!



ただダムがあって、そこを散歩する(たくさんの人は自転車をかりてサイクリングをしている)だけなのだけれど、それがとてもきれいに道が整備されていて、
ダムのまわりの木々に春を感じる散歩だった。

とてもおだやかで、
とても楽しかった。


伊坂ダムの人々も皆さん親切だった。

また行きたい場所がひとつふえた。

リトルワールド

リトルワールドが
「おもしろい」と
聞いたことはあったけれど、
行ったのは、はじめてだった。

リトルワールドが、こんなにすごいところだとは
本当にびっくりした。
リトルワールドは世界の民族の博物館であり、
その規模はすごいものだった!!!

僕は午前中について、なんと閉館まで見ていた。
それでも時間はまったく足りなかった。
世界の衣食住について、本館、そして野外に忠実に展示がしてあり、
(世界の家々も現地と同じものが復元されている)
世界の異文化を学ぶことができる。

世界の人々はそれぞれ全然違うと同時に、
同じことをして生きているという
共通するものを感じる、素晴らしい体験だった。


旧ソビエト連邦のような厳かな雰囲気にいきなりびっくりした
リトルワールド正面。


本館の展示物だけでも、たくさん。
ひとつずつじっくり見たい、貴重な展示物。



石垣島の家。
寒くて雪がかかっているのは、なんだかおかしいね。



南イタリア、トゥルッリの家が遠くに見える。
この家は、イタリア人の僕にとっても珍しいもの。
(イタリアでもプーリア地方の限られた場所にしかない建築)


特に僕が良かったと思ったのは(すべて良かったけれど)
ネパール仏教寺院のところ。ぎっしりと手描きで描かれた絵は
なんと現地から10人ものその仕事をする方を呼び、
1年以上寝泊まりして描いていただいたものだと聞いた。


他にもたくさんあったけれど、終わりは
山形県の家で。

外国から家族や友達が来たら、
リトルワールドに連れていってあげたい。
僕も、またゆっくりと、見に来たい。
リトルワールドでは、新しくトルコ、
イスタンブールの街をつくっていて、
3月にできるらしい。
ますますすごくなるのが、楽しみだ。




お餅つき

冬休みの晴れた日に
近所の神社でお餅つきが行われた。

とってもフレンドリーで
楽しいお餅つきだった。
地域のとっても小さなイベントだけど、
僕にとってはとても異国で興味深い時間。



女性が一生懸命準備をしている。
昔のまま、庶民的でとてもいい。



皆さんとても力強くてびっくり。
必死の僕。写真どころではない!!


いつもあたたかく入れてくれる
近所の皆さん、GRAZIE MILLE!!!